「はたちのわたしとはたちの梅酒」フリートークレポート【後編】

成25年2月10日 文:特別特派員 栗本美可子】

・・・・・・・・・・・・・・前編↓↓↓に続いて「はたちの3人組」のトークはまだまだ止まりません。

http://tokuhain.sakefan.net/?p=468

3人が中学生になったところから再開です。

 

サッカー、合唱コンクール、体育祭… 青春がつまった中学時代

 

さあ、いよいよ青春真っただ中の15歳に突入です。

優莉:あ、サッカーの写真だ!ヨリ、ずっとサッカーしてたもんね。

ヨリ:高校までサッカーしかしてなかったからね。

祐香:変わってないなーヨリ。

優莉:変わってないよね。いつからサッカーやってるっけ?

ヨリ:年少からだから、3〜4歳とか。

優莉:サッカーしてる印象しかないもん。

 

男子校でサッカー漬けの毎日を送っていたというヨリくん。

祐香ちゃんと優莉ちゃんは、同じ中学・高校に通っていた仲良しさんでした。

 

優莉:祐香と同じクラスになったのいつだっけ?

祐香:中3かな?

優莉:そうだそうだ!それまでは共通の友達はいたんだけど、直接仲良かったわけじゃなかったんだよね。中3のクラス分け発表のとき祐加が「一緒になりたかったの!」って言ってくれたのをすごい覚えてる。

祐香:(優莉ちゃんに向けてすっと右手を伸ばして)「ずっと一緒のクラスになりたかったの!」っていう感じだったよね(笑)

優莉:そうそう!なんか嬉しいことをガッと言ってくれて、すごい感動した記憶がある(笑)

祐香:すごいのが、合唱コンクールでの優莉の指揮。毎年優勝まで持っていくんですよ!まとめる力があるし、絶対音感があるから指示が的確で。

はたちOG&OB:そりゃすごい!

優莉:めっちゃ熱血だったよね…(笑)なんか恥ずかしいな。中1のときに、指揮をやりたい人がいなくて、「やりなよ」ってそそのかされて。

祐香:優莉はほっとけないからね、そういうの。

優莉:それでやってみたら、結構…盛り上がって、優勝できて。中2のときに、「去年優勝してるし!」みたいなことを言われて、またやることに(笑)

祐香:すごいね、中2にしてそのプレッシャー。

優莉:頑張ってカウントダウンボードとか作ってたなあ。「あと10日!がんばろう!」みたいな(笑)2年目も優勝できたら、最後も優勝するだろうっていうプレッシャーを中3で更に受けて。中3はどうしても優勝しないといけない、っていうものすごいプレッシャーだったなぁ。

はたちOG:うんうん。

優莉:でも周りの子がすごく支えてくれて。まとめたり仕切ったりすることにすごい理解があって。朝練もしてたんですけど…、朝7時に正門が開くのに、7時前からみんなで門の前で開くのを待ってて。

祐香:青春だねぇ。

はたちOB:いいね、そういうの。

優莉:その当時はメーリスもないし、「明日7時ね!」ってその場で共有するしかなかったり。中学校のときの思い出はそれかも。

祐香:たのしかったね。

ヨリ:男子校は体育祭が盛り上がったな。棒倒しとかが、やばい。

優莉:男子校の体育祭は怪我人と救急車みたいな感じだよね(笑)

ヨリ:棒倒しの、棒を守っている人をこう、踏みつぶして旗を取りにいくあれが…。

祐香:え、どういう競技?

ヨリ:3メートルくらいある棒を倒されないように、棒の周りに何十人って固まって守るのね、お互い。で、それぞれの棒の先に旗があって、それを取ったほうが勝ち。全員がその棒に飛びついていくっていう。

祐香:えぇーっ!なんだそれ!

優莉:おそろしい…女子校じゃ考えられない(笑)

祐香:かぁーっ(←よほど信じられない様子)

優莉:なんかさ、決められたことに全力で答えるっていうの、あるよね。

ヨリ:あるある。

祐香:チームプレーは青春だよね。

優莉:サッカーは青春だ。

ヨリ:いやー、(練習)辛かったなぁーいま思えば。

中学時代はいかにクラスが団結できるかが、一つの大きなチャレンジ。

そんな当時を思い返しながら、「たのしかったなぁ…」「青春だった…」という

なんとも20代らしい言葉が漏れてきました。

 

 

 

どんな20年だった?そしてこれから、どんな大人になりたい?

 

最後に、これまでの話を振り返りつつ、

「これまでの20年を振り返ってひと言」、そして

「これからどんな大人になりたいか」を、それぞれ語ってもらいました。

祐香:小学校6年生まではすごくおとなしくて、自分の感情を出せずにずっと我慢しているような子でした。それが、中学から女子校に通い始めて一気に解放。学校が楽しくてしょうがない! 途中、友達との距離が近すぎて関わり方に悩んだときもあったけど、それも時間が解決してくれて、高校生活も本当にたのしかったです。青春だったなあ、って。

自分を変えてくれたのは友達のおかげ。20歳を過ぎてからは、友達を大事に大事に、が第一のモットーです。あとは、自分に厳しくありたいですね。

ヨリ:振り返ってみると、楽しかったこととか、為になったことも色々ありました。けど、それらは全て受動的なもので、敷かれたレールの上を順当に進んできただけなのかな、という思いがあって…。中3の時にサッカーでアルゼンチンに行ったことは1つの変化だったけど、そこでストップしちゃって、一貫して自発的に何かをやり抜いたことがなくて。

そういう意味で、はたちから成人ということで、これからは自ら行動して何かを成し遂げられるような大人になりたい、という思いがあります。

優莉:友達と同じくらい家族が大事だなって、はたちになってわかったんです。成人式の前撮りをしたときに、お母さんがすごく涙目になっていたんですよ。お母さんにとっては、下の子である私をはたちまで育てたっていうのが、子育ての区切りだったりもするし…。最近、お母さんとの距離が前よりも近くなった気がしています。これからは、ひとりの人間として家族を大事にしたいと思うようになりました。そして『青木優莉といえばこれ!』というような軸を持って、周りを大事にできる大人になりたいですね。

 

 

きっと、ひと言で総括できるものではないはずですが、

みんな丁寧に言葉を選びながら、ーつひとつかみしめるように

これまでの20年がどんな年月だったかを語ってくれました。

 

そして、20年の年月がぎゅっと詰まった濃厚な「はたちの梅酒」は、

みんなの身体にゆっくりと染み渡っていきました。

文:栗本美可子