「聖地巡盃」 神と酒に出会う旅 会津若松編【後編】

【平成25年3月5日 スタッフ兼特派員 井上浩和 記】

【前編】↓↓↓に続き「聖地巡盃」会津若松編レポートをお届けします。

http://tokuhain.sakefan.net/?p=506

 

2日目は末廣酒造さんでの酒造り体験。

宿の集合がAM8:30、「昨日飲み過ぎたんですけど…」なんて言い訳はもちろん通用せず。

ただ、飲んだ日本酒がお神酒だったからか、朝はスッキリ!アラームが鳴る30分前に目が覚めました。こんなことは小学生の時の遠足以来です(笑)

やる気マンマンで末廣酒造 嘉永蔵へ向かいます。

末廣酒造嘉永蔵

蔵では既に仕込み作業準備中。

早速新城社長と佐藤杜氏(黄綬褒章も受賞された会津杜氏第一号の「酒造りの名人」!)、蔵人の真船さん(鶴ヶ城ボランティアガイドとしても活躍中。今回も初日のバス車中と庭園でお世話になりました)から作業の流れをお聞きします。だんだん緊張感が高まって来ました…。

左から新城社長、佐藤杜氏、真船さん

「酒米が蒸し上がるまで一回りするか」と新城社長と蔵の中を一周。

酒米説明中の新城社長

酒造りのいろはから昔の酒造りの道具の説明、新城家と野口英世とのつながりまで。社長の口から次々と出て来るエピソードと資料の数々。参加者の皆さんも興味津々です。

そうこうしているうちに「もうすぐ始まるぞ」と連絡が。急いで作業場へ。

スタンバイ完了の作業場。今から何が始まる?

 

全員揃ったところで佐藤杜氏から今日の仕込み作業の説明。

「理解せずにする作業と理解してからする作業は身に付き方が全く違う」

という杜氏の言葉に、どんな仕事にも通じる「肝」を教えていただいた気がしました。

 

そしていよいよ始まった最初の作業は蒸し米運び。

蒸し上がった米を桶に入れて布の上に運びます。

女性にはちょっとキツイ。新城社長が思わずフォロー

 

コレが結構腰にくる重さ。ツアー参加者20数名でやってもちょっと息が切れるのに、普段は3~4人で作業されているとのこと。参りました…。

 

休む間もなく、布の上に運ばれた蒸し米を今度はヘラ(木のしゃもじ)で広げます。

蒸し米を一定の温度まで下げる作業なんですが、温度にムラが出ないようにヘラで崩して、広げて、混ぜて、を繰り返します。蒸気で周りはほとんど見えません。

ひたすら崩して、広げて、混ぜて…

 

ようやく蒸気が収まって視界が晴れ、佐藤杜氏のOKが出たところで蒸し米を仕込みタンクに。米を潰すように櫂を突きます。

冷ました蒸し米が次々と仕込みタンクに

 

これで今日の仕込み作業は終了。発酵が進みお酒が仕上るのは2ヶ月以上先とのこと。

参加者の中には「このタンクのお酒を買いたい!」と予約(?)される方もいらっしゃいました。

 

酒造りの大変さを身に染みて感じたところで「聖地巡盃」もいよいよまとめ。

神社と日本酒で会津を学んだ証として「myお神酒」を自分で仕上げていただきます。

お酒はもちろん初日に神社でお祓いを受けた末廣酒造さんの「お神酒」、

ラベルは参拝の証に伊佐須美神社の神官に手書きいただいた日付入りの「ご朱印」ラベル!

皆さん2日間の想いを込めて、慎重に瓶にラベルを貼って行きます。

手書きラベルで予備は無し。手元は真剣です

 

さらに伊佐須美神社で採取した木の枝、葉っぱの草木染を背景に、神社の説明文を印刷した巻き紙を巻いて完成!

2日間、会津を深く感じた証拠のmyお神酒

このタイミングで参加者の中から「孫が無事に生まれたと、たった今電話が入った!」という声が。早くもご利益が出ましたね(笑)。

 

最後は全員で記念撮影。

皆さん、聖地巡盃会津編、おつかれさまでした!

 

神社と日本酒のつながりから日本を、その土地を深く知る「聖地巡盃」の旅。

この一泊二日で、観るだけでなく、地元の人と関わって、体験をして、さらに味わって(!)全身で会津を「感じる」ことができました。

 

神社と日本酒で紐解く物語は全国各地に存在します(全国に酒蔵が1,200場あまり!神社が約8万社!!)。色んな聖地を味わってみたいな~と夢が膨らんだ今回の旅でした。

日本人に生まれて良かった!!

 

皆さんも機会がありましたらぜひ!聖地巡盃の旅へ。

 

聖地巡盃Webサイト

http://www.seichi-junpai.jp/